PR

【保存版】韓国語の助詞を学ぼう!初心者でもわかる使い分け&例文解説!

基礎・文法
スポンサーリンク

韓国の助詞は難しい?

こんにちは。cocoです。

韓国語を勉強していると、
最初にぶつかる壁の一つが「助詞」の使い方ではないでしょうか?

日本語にも助詞(が、は、を、に、など)は存在しますが、
韓国語の助詞は少しルールが違います。

今回は韓国語の助詞について、初心者にもわかりやすく、
表や例文を使いながら丁寧に解説していきます。

助詞とは?

助詞とは、主語や目的語など文中の語句と語句を結びつける
「接着剤」のような役割を果たす言葉です。

助詞があることで、文の構造が明確になり、意味が正確に伝わるようになります。

韓国語では「조사(チョサ)」と呼ばれ、文法の基礎中の基礎とされています。

主な韓国語の助詞一覧

以下は、よく使われる基本的な助詞の一覧を見ていきましょう!

日本語の意味韓国語の助詞用法・説明
~は(主語)은 / 는主語を強調。
比較・対比の意味もある。
~が(主語)이 / 가事実の提示や新情報の紹介。
~を(目的語)을 / 를動作の対象を示す。
~に(場所・時間)에 / 에서「~に行く」は에、
「~で行う」は에서。
~と(人・物)와 / 과 / 하고 / (이)랑共同・列挙。
会話では랑/하고が多い。
~から / ~まで에서 / 까지場所・時間の起点と
終点を表す。
~の所有や所属を示す。

次は助詞ひとつひとつの説明をしていきますので
ゆっくり見ていきましょう!

1. 은 / 는:主題を表す助詞

「은 / 는」は、話の中心となる主題(テーマ)を示す助詞です。

日本語でいう「〜は」に近い感覚です。

パターン使用例
パッチムあり → 재미있어요.(本面白いです)
パッチムなし → 학교가까워요.(学校近いです)
🌟 ポイント

🔹 1. 話題(テーマ)を示す

  • 他と比べるニュアンス:「今日は暑いけど、昨日は寒かった」など。
  • 文の焦点を「これについて話しますよ」と明確にする。
  • 会話の流れを導く「道しるべ」のような役割。

 【例文】저는 학생이에요.(私は学生です)
   → 「私は」という主題を提示。

🔹 2. 対比・比較のニュアンスを含む

  • 他のものと比較したり、対照したりする文脈で使われる。

 【例文】오늘은 덥지만 어제는 추웠어요.
    (今日は暑いけど、昨日は寒かったです)
    → 今日が 昨日を対比している。

🔹 3. 旧情報に使われることが多い

  • すでに会話に出た情報や、みんなが知っている情報に使う。

 【例文】그 사람은 선생님이에요.
    (その人は先生です)
    → 話し手・聞き手の間で「その人」がすでに知られている前提。

2. 이 / 가:主語を明示する助詞

新しい情報や、事実を提示するときに使われます。

日本語でいう「〜が」に近い感覚です。

パターン使用例
パッチムあり → 사람 많아요.(人多いです)
パッチムなし → 고양이 예뻐요.(猫かわいいです)
🌟 ポイント

🔹 1. 新情報や事実を提示するときに使う

  • 聞き手がまだ知らない情報を伝えるときに登場。
  • 「誰が?」「何が?」に答える。

 【例文】누가 왔어요?(誰が来ましたか?)
    → 미나가 왔어요.(ミナが来ました)
    → 新情報 = ミナ

🔹 2. 主語を強調する

  • 主語に「注目」を集めたいときに使います。
  • 「〜が〜した!」という構文で特に自然。

 【例文】이 사람이 했어요.(この人がやりました)
   → 「誰がやったのか?」という文脈にぴったり。

🔹 3. 存在や状態を述べる文で使う

  • 「~がある・いる」「~が~だ」などの構文でよく使われます。

 【例文】고양이가 있어요.(猫がいます)
 

3. 을 / 를:目的語を表す助詞

을 / 를」は、動作の対象(目的語)を示す助詞です。

日本語では「~を」に近い助詞です。

パターン使用例
パッチムあり → 먹어요.(ご飯食べます)
パッチムなし → 영화 봐요.(映画見ます)
🌟 ポイント

🔹 1. 動詞の“対象”を示す助詞

  • 「何をするか?」という**動作の対象(目的語)**に付きます。
  • 動詞(食べる、見る、読む など)と一緒に使われます。

 【例文】

  • 밥을 먹어요.(ご飯を食べます)
  • 책을 읽어요.(本を読みます)
  • 영화를 봐요.(映画を見ます)

🔹 2. パッチムの有無による形の違い

👉 順番が紛らわしいと思われがちですが、
パッチムあり→을、なし→를という点をしっかり覚えましょう!

🔹 3. 否定文でも使う

  • 否定表現(안 ~ / ~지 않다)でも、目的語には必ず 을/를 を使います。

 【例文】

  • 커피를 안 마셔요.(コーヒーを飲みません)
  • 숙제를 하지 않아요.(宿題をしません)

🔹 4. 動詞とセットで覚えるのが効果的

よく使う動詞と目的語の組み合わせで覚えると自然に身につきます。

動詞使用例読み方
먹다(食べる) 먹어요.ぱぶる もごよ
마시다(飲む) 마셔요.むるる ましょよ
보다(見る)영화 봐요.よんふぁるる ぶぁよ
읽다(読む) 읽어요.ちぇぐる いるごよ
듣다(聞く)음악 들어요.うまぐる とぅろよ

4. 에 / 에서:場所や時間の助詞

」と「에서」はどちらも「〜に」「〜で」と訳されることがありますが、

意味と使い方が全く違います。以下でそれぞれの特徴を見ていきましょう。

에:場所・時間の「方向・到着・存在・時点」
用法内容例文
行き先「~に行く」など
方向・目的地を示す
학교 가요.
(学校に行きます)
存在「~にいる/ある」
など存在を表す
있어요.
(家にいます)
時間「~に」特定の時間に
起こること
7시 일어나요.
(7時に起きます)
頻度・習慣特定の時点で
繰り返すこと
매주 월요일 운동해요.
(毎週月曜に運動します)
🌟 ポイント

🔹 1.「静的」または「到着点」

  • は「動作が向かう場所」「ある時点」など、静的・目標的な感覚を表します。
  • 「~で何かをする」ではなく、「~に向かう/存在する/起きる」というときに使う。

 【例文】

  • 회사에 다녀요.(会社に通っています)
  • 가방이 탁자에 있어요.(カバンが机の上にあります)
  • 10시에 시작해요.(10時に始まります)
에서:場所の「起点」または「動作の場所」
用法内容例文
動作の場所「~で○○する」など
動作が行われる場所
에서 공부해요.
(家で勉強します)
出発点・起点「~から来た」
などの出発点
서울에서 왔어요.
(ソウルから来ました)

🔹 2.「動的」または「活動の場」

  • 에서は「動作が行われる場所」や「出発点」に使います。
  • 「~で○○する」というようなアクションが伴う文で使うのが基本。

 【例文】

  • 도서관에서 책을 읽어요.(図書館で本を読みます)
  • 친구 집에서 잤어요.(友達の家で寝ました)
  • 일본에서 왔어요.(日本から来ました)

🌟 에 vs 에서:意味の違いの比較

日本語韓国語説明
学校行きます학교 가요目的地=「行く先」→ 에
学校勉強します학교에서 공부해요動作の場所=
「勉強する」→ 에서
います 있어요存在・滞在→ 에
料理します에서 요리해요動作→ 에서

5. 와 / 과 / 하고 / (이)랑:共同・列挙の助詞

いずれも人や物を並べたり、一緒に何かをする場合に使います。

日本語では「~と」に近い助詞です。

助詞フォーマル度使用例
와 / 과書き言葉、フォーマル친구 갔어요.
(友達行きました)
하고会話でよく使う엄마하고 같이 갔어요.
(お母さん一緒に行きました)
(이)랑くだけた口語친구 영화 봤어요.
(友達映画見た)

🔹 1.【意味】共通の役割は「〜と」

 【例文】

  • 친구하고 영화를 봤어요.(友達映画を見ました)
  • 밥이랑 국을 먹었어요.(ご飯スープを食べました)

🔹 2.【使い分けの基本ルール】

助詞使用シーンフォーマル度パッチムの有無
/ 書き言葉
フォーマルな場面
★★★(かたい)와:パッチムなし
과:パッチムあり
하고日常会話
比較的中立
★★☆(普通)パッチムの有無に関係なく使用可能
(이)랑カジュアルな口語
親しい相手
★☆☆(くだけた)이랑:パッチムあり랑:パッチムなし

🔹 3.【会話で最もよく使われるのは?】

하고(이)랑 が会話では圧倒的に多用されます。

【例文】

  • 동생하고 놀았어요.(弟と遊びました)
  • 친구랑 갔어요.(友達と行きました)

와 / 과 は以下のような文語・フォーマル文でよく使われます。

【例文】

  • 그는 아버지와 함께 갔다.(彼は父と一緒に行った)
  • 물과 밥을 준비했습니다.(水とご飯を用意しました)

🔹 4.【一緒に使われやすい表現】

【함께 / 같이】(一緒に)

친구와 함께 갔어요.(友達と一緒に行きました)
엄마랑 같이 갔어요.(お母さんと一緒に行きました)

6. 의:所有の助詞(〜の)

所有や所属を表すとても基本的な助詞です。

日本語では「〜の」に近い助詞です。

」は、あるものが**誰かに属している(所有されている)ことを示す助詞です。
基本的に、名詞+의+名詞の形で使われます。

🌟 ポイント

🔹 1.【意味】「〜の」に相当する助詞

韓国語日本語
친구 이름友達名前
학교 교장선생님学校校長先生
使用例
제 친구 이름은 수지예요.(私の友達の名前はスジです)
한국 문화는 다양해요.(韓国の文化は多様です)

🔹 2.【人称代名詞+의】は短縮形で使うのが一般的

普通形(文語)短縮形(会話)意味
나의私の
너의(※発音は「니」)あなたの
저의私の(丁寧)

注意:「너의(のえ)」は書き言葉では「네」だが、発音は「(に)」に注意!

【例文】

  • 이름은 민수예요.(私の名前はミンスです)
  • 이건 친구야.(これは私の友達だよ)

🔹 3.【会話では省略されることも】

日常会話では、의が省略されることもあります。特に意味が明らかであれば自然に聞こえます。

【例文】

  • 친구 이름이 뭐예요?(= 친구 이름)
     → 「の」がなくても意味が通じるので口語では省略されやすい。

7.에서 / 까지:起点と終点を表す助詞

日本語では「에서」=「〜から」「까지」=「〜まで」に近い助詞です。

セットでよく使われ、「どこからどこまで」「いつからいつまで」を表現できます。

用法使用例
에서:~から서울에서 부산까지 가요.
(ソウルから釜山まで行きます)
까지:~まで까지 걸었어요.
(家まで歩きました)

🔹 1.【에서】起点(出発点・始点)を表す助詞

「〜から」:動作や移動の出発点

【例文】

  • 집에서 출발했어요.(家から出発しました)
  • 서울에서 부산까지 갔어요.(ソウルから釜山まで行きました)
  • 아침 9시에서 시작해요.(朝9時から始まります)

🔹 2.【까지】終点(到着点・終了点)を表す助詞

「〜まで」:空間的または時間的な終わり

【例文】

  • 학교까지 걸어갔어요.(学校まで歩いて行きました)
  • 내일 오후 3시까지 기다릴게요.(明日の午後3時まで待ちます)
  • 여기서 서울까지 얼마나 걸려요?(ここからソウルまでどのくらいかかりますか?)

よくある間違いとその対策

❌ 「학교는 공부해요」

→ 助詞の選び方が不自然。学校は「行く場所」なので、
✅ 正しくは:「학교에서 공부해요」=「学校で勉強します」

❌ 「밥는 먹어요」

→ 主語ではなく目的語なので、
✅ 正しくは:「밥을 먹어요」=「ご飯を食べます」

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?

韓国語の助詞は多く感じるかもしれませんが、日本語と似ている部分も多いため、
パターンに慣れてしまえばスムーズに使いこなせるようになります。

まずは「은/는」「이/가」「을/를」の使い分けをしっかり身につけ、
それから「」「에서」や「와/과」などへと広げていくと良いでしょう。

助詞をマスターすれば、韓国語の表現力はぐっと広がります!

ぜひ毎日の会話練習や作文で積極的に使ってみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント